2024年9月13日(金)に小林製薬の「糸ようじ」を販売を休止すると発表。
そして、日本歯科医師会も小林製薬の糸ようじに対する”日本歯科医師会推薦”の表示を取り消した。
そこで、今回の記事では、このニュースについて
- 対象の商品は
- なぜ取り消しとなった
- 今後はどうなる
以上のことを中心にまとめていきたいと思います。
【この記事でわかること】
- 小林製薬について
- 販売休止の理由
- 日本歯科医師会が推薦を取り消した理由
- まとめ
小林製薬について
画像参照元:https://www.kobayashi.co.jp/koba/kaisha/detail01.html
社名: | 小林製薬株式会社 |
設立年月日: | 1919年8月22日 |
資本金: | 34億5千万円 |
本社所在地: | 〒541-0045 大阪市中央区道修町4丁目4番10号 KDX 小林道修町ビル |
従業員: | 連結 3,534人 単体 1,645人 |
主な事業: | 医薬品、医薬部外品、芳香剤、衛生材料などの製造販売を行う製造販売事業 |
コーポレート・スローガン: | 「”あったらいいな”をカタチにする」 |
小林製薬は、創業から100年以上も続いている大企業で、国内で業界トップシェアをとっている商品も多数あります。
アイボン、熱さまシート、糸ようじ、ブレスケアなどなど
みなさんも小林製薬の商品を一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
また、コーポレート・スローガンでもある「”あったらいいな”をカタチにする」という言葉には
多くのお客さまが求めるものを作っていくという意味が込められているようです。
近年の事件
そんな大企業の小林製薬ですが、2024年3月22日に大きな問題が発生しました。
それが「紅麹問題」です。
画像参照元:https://www.kobayashi.co.jp/seihin/choleste/
小林製薬が販売していた”紅麹サプリ”を摂取していた消費者から相次ぐ健康被害の報告が
あがったのです。
これにより、小林製薬は窮地の立場に立たされることになりました。
事件の解決
この問題を受け、小林製薬は製品の”使用中止”と”自主回収”の発表
また、原因の究明と健康被害の調査、健康相談窓口の設置、定期的に情報を開示と対応を行ってきました。
国としても今回の事件を受けて、機能性表示食品制度の見直しやサプリメントへの規制のあり方など
についても対策を講じています。
しかし、多くの消費者や関係者からはこの事件に対して小林製薬の初動対応が遅かったと指摘。
批判の声が上がっていました。
今回の問題
そして今回、新たなニュースが飛び込んできました。
それが 「糸ようじ」 「やわらか歯間ブラシ」 マウスピース洗浄剤の「ピースクリン」
この3商品の販売を中止するというものです。
それではなぜこのようなことになったのでしょうか。
販売休止の理由
小林製薬によると「今回の販売の一時休止は、あくまで対象製品のパッケージなどの表示変更を行うためのもの
であり、対象製品の使用上の性能や品質、安全性に問題が確認されたものではない」とコメント。
つまり、何かトラブルがあったというわけではなさそうです。
日本歯科医師会からの推薦取り消し
なぜ日本歯科医師会は小林製薬の3商品において推薦を取り消したのでしょうか。
実は、先ほど書いた”紅麹問題”が関係していました。
小林製薬から発表されたコメントによると
「製品そのものの性能ではなく、紅麹サプリによる健康被害問題を受けて、推薦に値する企業ではないと判断した」
といった説明を日本歯科医師会から受けたとのこと。
紅麹問題の原因検証や対策が完了していないために、”安心・安全・製造工程の信頼”という部分で推薦の条件を
満たしていないと判断されているようです。
どこで買うことができる?
さて、問題の商品ですが現在はこの3商品について販売休止のため、購入することができません。
そのため、ネット上に通常の販売価格より、かなり高く販売しているところもありますが
間違っても購入しないようにしましょう。
また、商品自体がなくなったわけではなく、”パッケージ変更のための休止”となります。
再販されるまでしばらく待ちましょう。
まとめ
今回は、小林製薬の糸ようじ販売休止。どこで買うことができるのかについてまとめてきました。
私たちが普段使用しているものが、急に販売休止となると、不満や不安を覚えますよね。
また、今回の問題に関して日本歯科医師会に対して、色々な所から批判的な意見も出ていますが
今後の動向を見守っていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事がお役に立てると嬉しいです。
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